ホテルオークラ取り壊しに世界から反対意見が

トレンディ文頭レスポン

ホテルオークラが取り壊されて建て替えが決まっています。特に世界でも建築物として有名で、ホテルオークラ取り壊しには以前から反対意見がありましたが、もうすでに取り壊しが決定しています。ホテルオークラ側からも反対意見に対するコメントともに今後の建て替えについてのコメントも出ているので、反対意見はあってもあまり意味のないものとなっています。

ではホテルオークラの本館がいかに素晴らしい建築物であるか、というと今回反対意見を出して世界中から署名を集めるなど尽力している著名人たちが多いことです。一般の日本人たちが声高らかに反対運動をするのはわかりますが、今回は海外の芸術家たちが声を上げているのです。

例えばファッションデザイナーのポール・スミス、「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブディレクター、トーマス・マイヤーなど著名デザイナーが次々とホテルオークラ本館の取り壊し反対声明をあげていてそこに賛同する人達が多いのです。

また海外メディアも同時にホテルオークラ本館取り壊しについて反対意見で、米ニューヨークタイムズ、米ワシントンポスト、英誌「モノクル(MONOCLE)」などが特集を組んでいます。こんな小さい島国で敗戦国であった極東アジアの日本に対してここまで高い芸術性と歴史を世界から賞賛されているのにもかかわらず、ホテルオークラ本館は予定通り取り壊されます。

何でも新しくするなという意見

アジアは常に発展途上国であり、伸びしろがとても長くあったため、近代化が急速に進んだ挙句歴史が壊され新しいものが次々と現れていきました。この並がホテルオークラ本館にも来ています。老朽化や今後の震災などへの対応ということで、日本の場合はヨーロッパとは違う部分はあると思いますが、日本の伝統や歴史が全てなくなるようにガラス張りのタワーが立ち並ぶような、そしてネオンばかりが光り続ける街並みになってしまいました。

経済発展のためには小さい島国でこうする他ないのかと思いますが、他の国々や地域にいくとそこの文化を感じられる場所はたくさんあります。それは建物や自然など。日本にそういう場所がどんどんなくなつていることに危機感を持っている方もたくさんいますが、現実は新しいものにどんどん変わっています。

そして今回のホテルオークラ本館の伝統、歴史、デザインがほぼ全てなくなってしまいます。コレに対してホテルオークラ側は出来る限り過去のものを継承していくとしていますが、ワシントン・ポストはそれはムリだろうと言い切っています。私もなかなか今の状態を維持することは難しいんじゃないかと思います。赤坂プリンスホテルが取り壊された時に旧館は取り壊されず残されたことを考えると、とにかく現状維持をして歴史的建造物はなんとしてでも守り続けなければという思いがさらに強まります。

当然新しくしてしまったほうが、耐震や法律関係その他の面でも修復しながら現状温存よりもメリットが多いのだと思いますが、ここまで経済発展してきた国が何でも新しくすれば良いというのは何だか悲しいですね。
急速に経済的に豊かになり国民性も高く世界に誇れる国と国民であることは多くの日本人が思っていると思いますが、このような重要で今後取り替えることができない歴史や芸術、人の思いなどをお金をかけてでも守り続けるという意識が低いのはとても残念です。

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