2020年東京オリンピックの公式ロゴが発表しれました。なにこれダサいな、という印象をもった人が多かったと思いますが、実はこの佐野研二郎デザインの東京オリンピックロゴが実はパクリだったことがネットで話題になっています。
最初に佐野研二郎さんについて書いておくと、ものすごい実力のあるデザイナーです。日本だけでなく世界にも通用するトップデザイナーなので、佐野研二郎さんを東京オリンピックのロゴ制作に任命するのはまったく間違っていないと思います。それくらい素晴らしいデザイナーなのだそうで、今回自信満々に発表したロゴがこんな感じになっているんですね。
左が東京オリンピック、右がパクられたと言っている元のデザインロゴ。
Tokyo 2020 (2015) vs Théâtre de Liège (2011)
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— Olivier Debie (@OliDebie) 2015, 7月 27
今回パクリと言われている左側を見ても何がなんだかよくわからないロゴですね。東京オリンピックというイメージはまったくありません。
これがグラフィックデザイナーの佐野研二郎さんが作った東京オリンピックのロゴです。なんか悲しいです、こんなロゴもそうだし、ボランティアのダサい制服もそうだし、センスがなさすぎます・・・。
と思ったら、ベルギー・リエージュ劇場のロゴを制作したオリビエ・ドビさんによって作られたロゴをパクっていた疑惑が出てきてしまって、残念すぎます。
佐野研二郎さんによると問題はないし、世界の商標を確認しているから大丈夫、と言っていてその他コメントせずに逃げ回っているというかも困ります。
佐野研二郎さんはかなり優秀で過去の経歴などを見ても相当できるデザイナーであることは確かです。これ誰かにやらせたんじゃないかというほどお粗末だし現実にパクリと言われて仕方ないと思うでき・・・。
こんなパクリをして日本の恥じを世界に晒すということで反日疑惑まで浮上していてなんだか怖いです。
というのも、真ん中の黒い棒が喪章に見えるというのです。これはさすがに飛躍し過ぎであり、佐野研二郎さんが反日というのはまずないと思いますけどね。何か話題になると何かに結びつけて反日だと騒ぎ立てることはよくあるので、逆にただの佐野研二郎さんパクリ疑惑程度であればまだ見た目でもわかりますが、ここで反日と言われたらちょっと可哀想です。
とりあえずはこんなにも似ていて話題になってしまったら中国や韓国と同じだと思われてイヤです。
パクリではないと宣言、そして訴えられる
佐野研二郎さんが会見を開いて、ロゴはパクリではないと正式に発表。フェイスブックも閉じられていた件は、この問題が出る数カ月前から閉じていたということでした。ロゴが似てしまうことはあっても、そもそもロゴを構成してデザインする段階がまったく違うという主張でしたが、ベルギーのデザイナーは訴えると言い始めていて、何が目的なのか・・・と思ってしまう展開に。
しかしここまで問題になったデザインでそのまま行っていいのか、というのもありますね。ベルギーのデザイナーと使われている美術館はそんなに有名なものではなく著作権なども登録していなかったということから、訴訟したところで何にもならないのですが、佐野研二郎さんとしては世界の大舞台で訴えられたという汚点が残ります。買ったとしても訴訟になっていることはかわりないので、和解というところに持って行くことを想定してこんな騒動を起こしている可能性もあります。
今後佐野研二郎さんとベルギーのデザイナーとでどうなるのか気になりますね。